脳脊髄液減少症とは?

4)H.T様

男子小学生のお父様より 発症原因:不明 ブラッドパッチ治療:2回

2008 年 4 月に発症した、現在、12 歳男子の、父親です。

・風邪をひいたあと、突然、「頭が割れるように痛い!!」と訴えて、この病気が、始まりました。

・交通事故などの、外傷の、既往はありませんでした。

・発症原因は、全くわかりません。ただ、風邪をひいて、扁桃腺が腫れ、熱が出て...

少し、治まった頃に、 「頭が割れるように痛い!」 という症状が、出てきました。

・原因が不明の方もいらっしゃるとは聞いておりましたが...。

野球が大好きで、走るのが速かった少年が、「歩くのもしんどい!」 というのですから、びっくりしました。

・頭痛と、倦怠感が強く、脳の CT を撮影しても異常なく、大学病院では、

「不登校」と診断されてしまいました。

・頭痛は、鎮痛剤が全く効かず、途方にくれましたが、インターネットで調べて、「小児頭

痛が専門」であるという名古屋の T 先生を受診しました。

そこで、「脳脊髄液減少症」の疑いがあると、診断されました。

・ところが、この病気を見てくれる病院がありません。

T 先生から教えていただいた Y 先生を受診し、Y 先生から、「脳脊髄液減少症」の、治療

を行っている、M 病院の N 先生に、たどり着きました。

・脳槽シンチでは、髄液漏れの場所は特定できませんでしたが、RI 残存率20.4%で「脳

脊髄液減少症」の、疑いがあると、診断されました。

・1 回目のブラッドパッチ治療(BP)では、著明な効果はなく、2 回目の BP 治療を行いました。

・その後、ゆっくりと、症状は改善し、4 ヶ月目の現在では、頭痛・倦怠感は、ずいぶん

ましになり、かなり長い距離も歩けるように回復しました。

(以前は少し歩くと座り込んでいました。)

・今後は、1 年 4 ヶ月休んでいる小学校に、復帰できるように、リハビリを、続けていく予定です。

現在は、学校への道のりを、毎朝、歩く練習をしております。